トピックス,エネルギー編
デンマーク・Skovgaard Energyと住友商事、SAF・バイオガス等生産の合弁会社を設立(2025.4)
デンマーク・Skovgaard Energyはグリーン移行に向けて新たな野心的な一歩を踏み出し、住友商事と合弁会社を設立すると発表した。この提携により、北西ユトランドに拠点を置く新設会社 North Sky A/S において、SAF、バイオガス、バイオジェニック CO2 などが生産される予定である。
世界最大級の貿易投資会社である住友商事は、現在、レムヴィのSkovgaard Energyと提携している。両社は、Maabjerg Biogas社のバイオガスとEnergy Hub Holstebro社のグリーン水素を持続可能な航空燃料に付加価値をつけることを目指して合弁会社を設立した。
「住友商事との提携は、グリーンエネルギー分野における革新的で拡張性の高いソリューションの創出という当社の戦略において、極めて重要な一歩である。住友商事による本プロジェクトへの投資とコミットメントは、当社の技術とアプローチの可能性を改めて示すものである」と、Skovgaard Energyの事業開発ディレクター、Bjarke Mollerup Bitsch氏は述べている。
住友商事はSkovgaard Energyの開発を注視しており、クリマパーク・ラムにある同社のPower-to-Ammonia工場を訪問した。この地域には、この開発に参加することで大きなチャンスを得られると考える企業が数多く集まっている。
「クリマパーク・ラムメのPower-to-X施設での経験は、さらなる事業拡大を可能にする重要な知見をもたらした。住友商事が当社の取り組みの価値を認め、未来の航空燃料開発の拠点として北西ユトランドを選定したことを誇りに思う」と、Skovgaard Energyのテクニカルディレクター、Pat A Han氏は述べている。
生産はEnergy Hub Holstebroと連携して行われ、Power-to-Xの水素、Klimapark Nordvestjyllandのグリーンエネルギー、Maabjerg Biogasのバイオガスを組み合わせて、新しい持続可能な航空燃料が生産される。
「このプロジェクトは、再生可能エネルギーを産業および輸送部門とどのように統合できるかを示している。SAFは航空業界のCO2排出量削減において中心的な役割を果たしており、Holstebro Energy Hubはこの開発における世界的な基準点となると考えている」とPat A Han氏は述べている。
詳しくは、→https://www.skovgaardenergy.dk/nyheder/vil-producere-fremtidens-baeredygtige-flybraendstof/