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三菱ガス化学、西・Methanol Reformer社、米・Element 1社の3社が提携。メタノール原料の水素ソリューション開発・商業化へ(2025.2)

 三菱ガス化学㈱は、メタノールから水素生成器を製造するスペインのリーディングカンパニーであるMethanol Reformer社および先進的な水素生成技術で業界を牽引する米国のElement 1社と、革新的なメタノール改質技術による水素ソリューションの開発ならびに商業化に向けた提携に関する覚書(MOU)を締結したと発表した。

 三菱ガス化学は、メタノールの製造・供給だけでなく、化学・エネルギー業界にメタノールから水素を製造するアプリケーションを既に提供してきた。本MOUにおいて、3社はそれぞれの専門性を活かし、メタノール原料による水素生成器の設計、製造、販売を加速していく。この水素生成器は、量産可能なモジュール型ユニットとする概念で設計されるものである。

<各社の役割>                                                         ●三菱ガス化学は、メタノール総合メーカーとして構築してきたグローバルなメタノールバリューチェーンを通して、環境循環型メタノールCarbopathを含むメタノール原料を供給する。                      ●Methanol Reformer社は、Element 1社からのライセンスに基づいて、メタノールを原料とする水素生成器を量産化する。                                                            ●Element 1社は、メタノールの水蒸気改質と水素精製に関する知的財産と設計を提供する。

 このたびの提携を通じて、3社はメタノール原料による水素生成器の導入を加速し、水素資源が不足している地域や利用コストが高い市場での水素ソリューション普及を推進する。当社は環境循環型メタノールを水素ソリューションとして活用することにより、GHGの排出量を削減し、環境保全と持続可能な発展の両立を支援していく考えだ。

詳しくは、→https://www.mgc.co.jp/corporate/news/2025/250204.html

2025-02-05 | Posted in トピックス |