イベント情報
地球・人間環境フォーラムセミナー 「韓国のバイオマス発電の現状と日本への示唆~気候NGOからの報告」2024.6.28
地球・人間環境フォーラムは、 オンラインセミナー 「韓国のバイオマス発電の現状と日本への示唆~気候NGOからの報告」を、下記の要領で開催する。
●日 時:2024年6月28日(金)15:30-17:30 ●開催形式:オンライン(Zoomウェビナー) ●協 力:バイオマス産業社会ネットワーク、ウータン・森と生活を考える会
●講 演 Hansae Song氏(Solutions for Our Climate) 「補助金による森林破壊:韓国における森林バイオマス発電の概要」 質疑応答 ※日英逐次通訳付き
日本では「再生可能エネルギー固定価格買取制度」(FIT)により2012年以降支援され、急速に拡大したバイオマス発電。石炭よりも多いとされるバイオマス燃焼によるCO2排出をゼロと見なし、石炭バイオマス混焼発電へもFIT認定がされるなど、気候変動への「誤った対策」として大きな問題になっている。また、海外からの燃料輸入も急増し、燃料生産地の森林・生態系に大きな影響を与えている。
韓国の産業通商資源部(MOTIE)の政策でも、「再生可能エネルギー証書(REC)」によって、バイオマス発電に対して太陽光や風力よりも大きな補助金が出されています。2012年の制度開始から10年間でバイオマス発電による発電量が42倍に増加。燃料の多くを東南アジア、カナダ、ロシアなどからの輸入に頼っている。
一方韓国では、石炭火力を延命させる石炭バイオマス混焼やバイオマス燃料生産のための国内の森林破壊について市民や政策決定者の問題意識が向上したことで、既存の国営の石炭バイオマス混焼発電所への補助金の削減、新規の混焼発電所への補助金停止などの政策変更が行われるなど、変化の兆しも見られる。
詳しくは、→https://www.gef.or.jp/news/event/240628forestbiomasspower_sfoc/