研究情報

Spiber、人工構造タンパク質のグローバルな量産・販売拡大に向け新たに100億円超調達(2024.4)

 植物由来のバイオマスを使用して微生物発酵プロセスによってつくられる人工構造タンパク質素材を開発するSpiber㈱(スパイバー:山形県鶴岡市)は、最新の資金調達ラウンドにて100億円を超える資本調達を完了したと発表した。既存株主の追加出資を含む本増資により、当社が開発を進める Brewed Protein素材の量産及びグローバルでの販売を加速させ、循環型社会の前進に一層寄与していく考えだ。

 同社のBrewed Protein (ブリュード・プロテイン)素材は、自然と共に循環する社会の実現を目指し、15年以上もの研究を重ねて開発を進めてきた、新しいカテゴリーの素材。最先端のバイオ技術で、タンパク質をDNAレベルで緻密にデザインし、植物由来の原料を使って微生物による独自の発酵プロセスで製造する。持続可能な素材へのニーズが急速に高まる中、地球の生態系における基幹素材であるタンパク質の多様性と循環性に着目して開発されたBrewed Protein素材の価値と可能性を高く評価いただき、アパレルブランドをはじめ、数多くの共同プロジェクトが進行している。これまでに国内外の15ブランドより素材採用いただいた製品が発売されており、今後拡大が見込まれる需要、多様化するニーズに対応できるよう、生産体制の強化に加え、研究開発プラットフォームのさらなる高度化に向け、継続して取り組んでいく。

詳しくは、→https://spiber.inc/news/spiber-inc-raises-over-jpy-10-billion-in-funding-to-strengthen-mass-production-and-sales-initiatives/

 

2024-04-14 | Posted in 研究情報 |