イベント情報
地球・人間環境フォーラム主催セミナー 「マザーツリー」気候と生態系を守るカナダの森の叡智:それを燃やすバイオマス発電は「再エネ」か? 2024.5.27
地球・人間環境フォーラムは、「マザーツリー」気候と生態系を守るカナダの森の叡智:それを燃やすバイオマス発電は「再エネ」か?と題するハイブリッドセミナーをMighty Earthと共催で、下記の要領で開催する。
●日 時:2024年5月27日(月)15:30-17:30(対面開場は15:00、オンライン開場15:25) ●開催形式:会場参加または オンライン参加の選択制 ●会 場:聖心女子大学 ブリット記念ホール(同大学4号館・聖心グローバルプラザ3階~日比谷線広尾駅 4番出口から徒歩1分) ●オンライン参加:Zoomウェビナー ●共 催:Mighty Earth ●協 力:ウータン・森と生活を考える会、バイオマス産業社会ネットワーク(BIN)、熱帯林行動ネットワーク(JATAN) ●参加費:無 料
●プログラム ・講演①スザンヌ・シマード氏「Mother Treeと菌根菌ネットワークから見るBC州の森林の価値と役割(仮)」 ・講演②レイチェル・ホルト氏 「BC州の森林政策、ペレット産業・政策の『持続可能性』の課題(仮)」 ・質疑応答 ・コメント:中静 透 氏(東北大学名誉教授)
カナダ・ブリティッシュコロンビア(BC)州の森林は膨大な炭素を蓄積し、巨⽊がそびえ、森林トナカイやハイイログマなどの⼤型哺乳類が生息する生物多様性豊かな地域。しかし、同州の原⽣林や天然林は、⼤⾯積の伐採や近年続く⼭⽕事により、急速に劣化している。皆伐と⽕災に弱い針葉樹のみの植林など、同地の森林施業にも原因があると指摘されている。
⼀⽅、⽇本ではBC州から⽊質ペレットを輸⼊し、再⽣可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)の支援の下、木質バイオマス発電の燃料として燃やしており、私たちの再エネはカナダの森林に依存し続けている。『マザーツリー 森に隠された「知性」をめぐる冒険』の著者で、森の木々が巨大なネットワークを持ちコミュニケーションしていることを明らかにしたスザンヌ・シマ―ド⽒と、同州の森林保護政策に関わってきたレイチェル・ホルト⽒が来⽇し、BC州の森林⽣態系の状況とその価値、⽇本が輸⼊する⽊質ペレットの持続可能性の課題について、講演、議論する。
詳しくは、→https://www.gef.or.jp/news/info/240527canadaforestseminar/ 関連情報→https://www.gef.or.jp/globalnet202303/globalnet202303-14/