ニュース情報/政策関連

米国環境保護庁、カナダ山火事の米・近郊地域の微粒子大気汚染が悪化、健康注意促す。(2023.7)

 米国環境保護庁(EPA)・ニューイングランド州の大気予報官は、カナダケベック州とオンタリオ州北部の山火事により、微粒子大気汚染の濃度が上昇すると予測している。その濃度上昇により、特に呼吸器疾患を持つ人、高齢者、健康に問題のある人などは、注意が必要なレベルであるとした。また、24時間の粒子汚染レベル濃度が連邦大気質基準を超えると予測される地域は、コネチカット州、マサチューセッツ州(ケープと諸島を除く)、ニューハンプシャー州(バーモント州境沿い)、バーモント州。

 EPA は、 地域の大気の質を認識するために、指定のサイトでその日の大気質指数 (AQI) をチェックすることを人々に推奨している。地域上空に煙が運ばれると、空が曇り、視界が減り、木の燃える臭いが発生する可能性がある。周囲に煙が大量に存在する時間帯には、既往症のある人は窓を閉めて室内に留まり、扇風機やエアコンで室内の空気を循環させることを推奨しており、特に呼吸器疾患のある子供や大人などの敏感な人々は、屋外活動を控えるよう、注意を促している。

 同庁は、気候変動の影響により、この種の大気現象の頻度が増加し、多くの影響を受けると予測している。

詳しくは、→https://www.epa.gov/newsreleases/new-england-continues-experience-poor-air-quality-due-smoke-canadian-wildfires-3

 

2023-07-06 | Posted in ニュース情報/政策関連 |