研究情報
東京ガスと大阪ガス、革新的メタネーション技術社会実装検討委員会の設置、NEDOグリーンイノベーション事業にて(2022.12)
東京ガス㈱と大阪ガス㈱は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業において、両社がそれぞれ開発に取り組む革新的メタネーション技術の社会実装に向けた検討に助言を受けるため、共同委員会「革新的メタネーション技術社会実装検討委員会」(委員長:橘川教授)を設置した。2社は、本共同委員会における有識者や企業専門家の助言を踏まえ、革新的メタネーション技術の確実な社会実装を進めていく。
2050年カーボンニュートラル実現に向け、産業・業務・家庭部門の熱需要を支えるガス体エネルギーの脱炭素化は重要な課題。こうした中、水素とCO2を原料としたメタネーションにより製造される「e-methane」(「e-メタン」)は、既存の都市ガスインフラや消費機器が活用できるため、スムーズなカーボンニュートラルへの移行と追加的な社会コストの抑制の両立が可能となる。更には、発電分野、輸送分野等での利用も期待されている。e-メタンの社会実装・普及に向けては大幅なコストダウンが必要であり、安価で安定的なe-メタンの供給に向けて、2社は革新的メタネーション技術の研究開発を進めていく考えだ。
詳しくは、→https://www.tokyo-gas.co.jp/news/press/20221220-02.html
2022-12-24 | Posted in 研究情報 |