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東邦ガス・アイシン・デンソー、地域CO2循環型e-メタン供給の共同実証を開始。国内初の取組(2026.3)

 2026年3月24日、東邦ガス㈱、㈱アイシン、㈱デンソーは、国内初となる「地域CO2循環型e-メタン供給」(地域CO2循環)の共同実証を開始したと発表した。

 地域CO2循環は、CO2の排出者と、その排出したCO2を原料に製造されたe-メタンの利用者が同一であることが特徴。CO2が地域内で循環することでトレーサビリティが明確になりやすく、e-メタンを「利用時にCO2排出ゼロと評価できるエネルギー」として、EU圏などを含む海外の制度・ルールの中でも早い段階から評価・活用に向けた訴求が可能であり、e-メタンの環境価値の早期確保が期待できる。

 東邦ガス、アイシン、デンソーの3社は、2022年から地域CO2循環に関する検討を共同で進め、経済産業省が主催するメタネーション推進官民協議会などの場を通じて、その検討結果を発信してきた。本実証は、こうした取り組みを踏まえ、地域CO2循環の社会実装に向けた新たなステップとして取り組むものである。

 具体的には、アイシン西尾ダイカスト工場(愛知県西尾市)およびデンソー安城製作所(愛知県安城市)において、都市ガス機器の排ガスから分離・回収したCO2をガス容器に充填し、東邦ガス知多e-メタン製造実証設備(愛知県知多市、e-メタン製造設備)へ陸送する。e-メタン製造設備では、陸送されたCO2を原料としてe-メタンを製造し、都市ガス導管網を通じてアイシン・デンソー両社へ供給する予定である。

 本実証では、e-メタンの国際的な環境価値の認証に向け、まずはガス利用者が排出するCO2から製造したe-メタンを活用することで、SHK制度における基礎排出係数ゼロメニューの適用を目指す。また、本実証では由来の異なるCO2を取り扱うため、各由来のCO2から製造されるe-メタンのトレーサビリティ確保に向けた計量・管理方法を確立し、品質管理などに関する技術課題の検証も行う。

「地域CO2循環型e-メタン供給」の実証試験概要

詳しくは、→https://www.tohogas.co.jp/corporate-n/press/1257873_1342.html