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NesteとBayer、再生可能製品原料用に、再生可能農法に基づく新しい植物油の開発で提携(2025.1)
Nesteと、ヘルスケアと農業のライフサイエンス分野を中核とするグローバル企業であるBayerは、米国での冬キャノーラエコシステムの開発を目的とした覚書を締結したと発表した。この覚書には、パートナーの特定、バリューチェーンの共同開発、再生可能製品の原料としての冬キャノーラ生産の拡大が含まれる。
Nesteは、廃棄物と残留原料に重点を置いている一方で、再生可能農法によって生産される新しい植物油など、他の種類の再生可能原料の積極的な調査と開発を続けている。 再生可能農法は、より健康な土壌に炭素を閉じ込め、生物多様性を促進し、農業からの排出量を削減しながら、農場の生産性を向上させることを目的としている。
Nesteは、世界中のいくつかの地域でバリューチェーンパートナーと協力しており、選択したコンセプトの持続可能性の利点を研究する小規模なフィールドトライアルから、さまざまな再生可能農法を使用したより成熟したプロジェクトまで、さまざまなコラボレーションを行っている。その目的は、スケールアップが可能で、再生可能製品向けNesteの原材料プールの多様化と拡大に重要な役割を果たす最も有望なコンセプトを特定することである。
再生農業の実践と組み合わせて輪作作物として使用される冬キャノーラは、土壌の健康を改善し、炭素を隔離し、より持続可能な農業に貢献する。 結果として得られる炭素強度の低い原材料は、持続可能な航空燃料や再生可能ディーゼルなどの再生可能燃料の生産に使用でき、化石燃料と比較してライフサイクル全体で温室効果ガスの排出量を大幅に削減できるものである。
2025-01-09 | Posted in トピックス |