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帝人、ブロックチェーン用いたトレーサビリティ管理システム開発の蘭・Circularise社へ出資(2024.12)

  帝人㈱は、このたび、ブロックチェーン(分散型台帳)を用いたトレーサビリティ管理システムを展開するオランダのCircularise B.V.(本社:Hague:サーキュライズ社)に出資することを決定したと発表した。

 2050 年カーボンニュートラルに向けて、サプライチェーンのあらゆる段階で資源の効率的・循環的な利用を図り、付加価値の最大化を目指すサーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現が世界的に求められています。そうした中、製品が、いつ・どこで・どのような素材を用いて生産・使用・廃棄されたのかを網羅的に把握できるデジタルプロダクトパスポート(DPP)の導入が欧州で予定されており、DPPを付与した製品の流れを追跡するデジタル・トレーサビリティ・プラットフォームの普及が循環型経済の実現に欠かせないものとして注目されている。同社は、業界をリードして循環型経済の実現に貢献するため、サプライチェーンのデジタル・トレーサビリティ・プラットフォームを有するパートナーを探していた。 一方で、サーキュライズ社は、「ゼロ知識証明(Zero-Knowledge Proof)を活用した独自の「Smart Questioning」技術をベースに、匿名性と透明性を両立させた信頼性の高いトレーサビリティ管理システムを開発しており、同システムを普及に向けて協業するパートナーを探していた。

 こうした中、サーキュライズ社が保有する高い技術およびノウハウと、帝人の循環型経済の実現に向けた取り組みを融合させることで、サプライチェーン全体における資源の効率的かつ有効な利用を推進し、2050年カーボンニュートラルに貢献できると考え、同社への出資を決定した。

詳しくは、→https://www.teijin.co.jp/news/2024/12/04/20241204_01.pdf

2024-12-06 | Posted in トピックス |