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大阪府万博会場周辺海域ブルーカーボン生態系創出事業補助金公募、着脱式藻場増殖プレートPJ等4件採択決定(2024.8)

 大阪府は、「『豊かな大阪湾』保全・再生・創出プラン(令和4年10月策定)」に基づき、「豊かな大阪湾」の実現に向け、大阪湾沿岸を藻場などで取り囲む「大阪湾MOBAリンク構想」を推進している。
 大阪・関西万博の開催にあわせて万博会場周辺海域にブルーカーボン生態系を創出し、万博等の機会に大阪湾における取組を国内外に発信するため、会場周辺海域の護岸において藻場の創出に取り組む民間事業者等を公募し、その事業に係る費用の一部を補助する事業を実施している。
 補助の対象となる事業の公募を行った結果、4件の事業を採択したと発表した。

 

O.   事業名   事業者名      事業の概要
1 着脱式藻場増殖プレートを用いた環境に優しいブルーカーボン生態系創出事業 住友大阪セメント㈱(代表) 簡易に海藻の種糸を取付けることが可能で、環境への配慮のため生分解性素材を利用した「着脱式藻場増殖プレート」を用いて、藻場創出(目標面積:300平方メートル)に取り組む。
 
㈱SNC(共同企業体)
2 鋼材基質を用いたブルーカーボン生態系創出 ㈱中山製鋼所 植食性魚類による食害対策効果を持つ「剣山基質」、海藻着生阻害要因である浮泥堆積抑制のためのスリットタイプの「鋳物基質」及び、海藻の付着面積を増やしたタイプの「鋳物基質」の3種類の基質を用いて、藻場創出(目標面積:120平方メートル)に取り組む。
3 SKSリーフ多孔質藻場礁による大阪・関西万博向けブルーカーボン生態系の創出 日鉄神鋼建材㈱ 海藻遊走子の着生等に有効、かつ、海藻着生阻害要因である浮泥堆積抑制のために、半円柱状で基質表面が無数の凹凸を含む複雑な構造を有する「SKSリーフ多孔質藻場礁」を用いて、藻場創出(目標面積:300平方メートル)に取り組む。
4 イオンカルチャープレートを用いたワカメ場造成 ㈱不動テトラ(代表) 海藻着生阻害要因である浮泥の払拭を促進するプレート構造、かつ、海藻類の生長を促進する鉄やケイ素を溶出する「イオンカルチャープレート」を用いて、藻場創出(目藻場創出(目標面積:300平方メートル)に取り組む。
 
東洋ガラス㈱(共同企業体)

 

詳しくは、→https://www.pref.osaka.lg.jp/o120070/kankyohozen/osaka-wan/banpaku_moba.html          →https://www.soc.co.jp/news/76117/                                              →https://www.tskg-hd.com/news/detail/20240808_newsrelease.html

2024-08-08 | Posted in トピックス |