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独・BASFと仏・ENGIE社、欧州で7年間のバイオメタン購入契約締結。化石原料代替へ(2024.7)

 2024年7月4日、ドイツ・BASF と フランスの大手エネルギー事業社・ENGIE社 は7 年間のバイオメタン購入契約(BPA) を締結した。このBPA に基づき、ENGIE は契約期間中、2.7 ~ 3.0 テラワット時のバイオメタンを BASF に供給する。バイオメタンは、家庭、農業、産業からの有機廃棄物の発酵によって生成される再生可能なガス。化石資源に比べてGHGの排出を大幅に削減する。
 BASF は、製造プロセスにおける化石原料の持続可能な代替品として、ドイツのルートヴィヒスハーフェンとベルギーのアントワープの拠点で認証バイオメタンを使用している。このアプローチは、炭素排出量を削減することで、同社の持続可能な変革をサポートしている。バイオメタンの量は、バイオマスバランスアプローチによる、第三者による世界的に認められた認証スキームを使用して最終製品に割り当てられる。
 BASFは、バイオメタンの購入契約と使用により、自動車、包装、洗剤などの業界の顧客に、製品カーボンフットプリント(PCF)が低い、またはゼロの製品を提供することで、製品ポートフォリオをさらに拡大する。
「BASFとENGIEは長年協力してきた。循環型経済への移行の一環として、バリューチェーンのスタート部分でバイオメタンなどの代替原料の使用を増やしている。この契約により、競争力のある価格でバイオメタンの長期供給が保証される。ENGIEのような信頼できるパートナーを得ることができてうれしく思う」と、BASFのグローバル調達責任者であるMatthias Dohrn氏は述べている。

詳しくは、→https://www.basf.com/global/en/media/news-releases/2024/07/p-24-235.html

 

2024-07-06 | Posted in トピックス |