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仏・エアバス、日本・都内にテックハブの設立発表。新素材開発、脱炭素化技術等の研究推進(2024.5)

 2024年5月23日、フランスのエアバスは、日本にテックハブを設立する計画を発表した。この新しい取り組みは、日本におけるパートナーシップを構築し、航空宇宙分野の研究、技術、革新を推進し、次世代の航空機に備えて限界を押し広げることを目的としている。東京を起点に展開される新しいエアバス・テックハブは、新素材の開発、脱炭素化技術、ロボット工学、自動化を含む3つの主要な研究分野に焦点を当てる。
 今回のエアバス・テックハブの開設は日本政府とフランス政府の支援を受けており、パリで開催された「Viva Technology 2024」で発表された。同イベントは世界最大級の技術展示会の一つで、今年は日本が名誉国として参加している。出席者は、在フランス日本大使館、フランス民間航空総局(DGAC)、JETRO、エアバスの代表者らであった。

 日本のエアバス ・テックハブは、同社が構築を進めるグローバル ネットワークの一環であり、同様の事業が今年シンガポールとオランダで既に開始されている。テックハブは、エアバスのグローバル R&T チーム、業界リーダー、地元の研究コミュニティ、産業界、学術機関間のコラボレーションを促進し、航空宇宙技術の限界を押し広げ、航空の未来を準備する強力なコミュニティを構築することを目的とするものである。

詳しくは、→https://www.airbus.com/en/newsroom/press-releases/2024-05-airbus-to-establish-tech-hub-in-japan

※関連情報(同日エアバスは、下記の発表も行った:水素燃料航空機向け超伝導研究をさらに前進)→https://www.airbus.com/en/newsroom/press-releases/2024-05-airbus-takes-superconductivity-research-for-hydrogen-powered

 

 

2024-05-24 | Posted in トピックス |