ニュース情報/政策関連

IEA、シンガポールに事務所開設を発表。パリ本部以外で初、東南アジアとの連携強化へ。(2024.2)

 シンガポールとIEA(国際エネルギー機関)は、東南アジアおよび周辺のすべての国と協力してエネルギー安全保障を強化し、クリーンエネルギーへの移行を加速するIEA地域協力センターをシンガポールに設立すると発表した。 IEAにとって、フランス・パリの本部以外に事務所を開設するのは初めてとなる。2月13日、パリで開催されたIEA創立50周年記念閣僚会議で発表された。
 IEA地域協力センターは、地域内外におけるIEAの活動と関与のハブとして機能し、政策指導、技術支援、訓練と能力構築を提供する。同センターは、再生可能エネルギーやその他のクリーンエネルギー技術の導入拡大、国境を越えた電力貿易の拡大、クリーンエネルギー投資への資金アクセスの改善に重点を置く。同センターは2024年下半期に運営を開始する予定。

 IEAは石油供給緊急事態への対応策を調整するために1974年に設立された。それ以来、その活動は大幅に拡大し、分析、データ、政策提言、各国がすべての人にとって安全で持続可能なエネルギーを実現できるよう支援するソリューションを含むようになった。シンガポールが2016年に協会加盟国としてIEAに加盟して以来、両国はシンガポール・IEA地域研修ハブやシンガポール・IEAフォーラムなどを通じて、東南アジアにおける能力構築と政策交流の促進に向けて協力を強化してきた。

詳しくは、→https://www.iea.org/news/iea-partners-with-singapore-for-its-first-office-outside-of-its-paris-headquarters-to-deepen-engagement-in-southeast-asia

2024-02-13 | Posted in ニュース情報/政策関連 |