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ブラスケムとシェル、混合プラスチック廃棄物からサーキュラーポリプロピレン製造契約締結(2024.1)

 ブラジルのブラスケムの欧州法人・Braskem Netherlands BVと英シェルの欧州法人・Shell Chemicals Europe BVは、混合プラスチック廃棄物からサーキュラーポリプロピレンを製造する契約に署名した。この契約により、シェルはさまざまな製品をアップグレードする。オランダのパーク ムルダイクで、熱分解油をバージン品質の循環原料に変換する。 ブラスケムはその後、ドイツのヴェッセリングにある工場でこの原料をサーキュラーポリプロピレンに変換する。
 ケミカルリサイクルは、従来の機械的リサイクルを補完するプロセスであるが、機械的リサイクルに適さないプラスチック廃棄物を、新しいプラスチックを生産するためのバージン品質の原材料に変換するプロセスともなる。この最初のステップは、プラスチック廃棄物を熱分解油に変えることであり、これは化学産業にとってバージン化石原料の貴重な代替品となる。熱分解油は、従来の化学処理によりプロピレンとエチレンに変換され、さらに新しいバージン品質のサーキュラープラスチックへの加工が可能となる。 

     

詳しくは、→https://www.braskem.com/europe/news-detail/braskem-and-shell-join-forces-to-produce-circular-polypropylene-from-mixed-plastic-waste

2024-01-24 | Posted in トピックス |