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チリ・ENAPとHIF Globalがチリでの合成燃料(e-fuel)の利用促進に関する協定に署名(2023.12)

 チリの国営石油会社・ENAP と e-Fuelsに注力するHIF Global は、チリでカーボンニュートラルな燃料・合成燃料(e-fuel) の利用を実現し、製品の商業化を可能にするビジネスモデルの共同開発を今後数か月で進めるための覚書に署名した。
 この協定は、HIFがチリ南部のマガリャネス地方のカボ・ネグロに将来建設するプラントから2,250万~3,750万リットルの合成燃料を生成および商業化すること見込まれており、これは推定年間生産量の30~50%に相当する。ENAP の保管、流通、精製能力により、将来のHIF施設に関連する他のネットワークの協力を模索することに加えて、国内の物流ネットワークを利用して、この新製品を流通させることが可能になる。
 ENAPにとって、この合意は、燃料提供を多様化し、2050年までにチリのカーボンニュートラル目標に貢献するという戦略の新たな一歩となる。これらの方針に沿って、同社はまた、合成燃料と再生可能エネルギーの生産を開始するための製油所で廃棄物から燃料を得る技術研究も進めている。

 合成燃料(e-fuel)は、マゼラン風などのクリーン エネルギー源を使用して、グリーン水素が生成される。この水素は、工業用、生物由来、または大気から直接回収されたリサイクルCO2 と結合され、カーボンニュートラルな合成燃料が生まれる。

詳しくは、→https://www.enap.cl/sala-de-prensa/enap-y-hif-global-firman-acuerdo-para-avanzar-en-uso-de-combustibles-sinteticos-en-chile

https://hifglobal.com/docs/default-source/documentos-noticias/chile/2023-12-05-hif-and-enap-mou.pdf?sfvrsn=de7be150_3

2023-12-21 | Posted in トピックス |