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サカタインクス、100%バイオマス由来の酢酸エチルを使用したボタニカルインキを展開(2023.7)
サカタインクス㈱は、独自ブランドとして展開するボタニカルインキシリーズにおいて、100%バイオマス由来の酢酸エチルを使用したグラビアインキを展開すると発表した。
フィルムパッケージなどの印刷に使われるグラビアインキは、顔料、樹脂、溶剤、添加剤などで構成されているが、使用される主要溶剤のひとつとして酢酸エチルがある。従来は主に石化由来の酢酸エチルが一般的であるが、このたび植物由来100%の材料から作られた酢酸エチルを、グラビアインキにおけるボタニカルインキシリーズの一部に採用することとした。
ボタニカルインキシリーズとは、同社が独自に展開する環境配慮型インキのブランドで、インキの固形分中(樹脂や添加剤など)に10%以上の植物由来成分を使用したインキ。そこで、溶剤にも100%バイオマス由来の酢酸エチルを使用することにより、さらに環境へ配慮したインキとして展開することとした。印刷の乾燥工程において、インキ中の酢酸エチルが蒸発し、燃焼装置によって処理されるが、その際にCO2が発生する。そこで100%バイオマス由来の酢酸エチルを含むボタニカルインキを使用することで、カーボンニュートラルの観点から、CO2の削減が期待できる。
詳しくは、→https://www.inx.co.jp/news/detail/20230705103505.html
2023-07-09 | Posted in トピックス |