研究情報

味の素、東工大との共同研究で、たんぱく質を高効率生産する微生物スクリーニング法開発(2023.5)

 味の素㈱はこの度、 東京工業大学との共同研究において、再生医療素材や抗体(バイオ医薬用)等に応用可能なたんぱく質を高分泌生産する微生物を短期間で取得するスクリーニング法の開発に成功した。今後、東京工業大学が独自に開発したバイオセンサー技術と、同社の先端バイオ技術を組み合わせた手法の研究開発を推進することにより、有用なたんぱく質の高効率生産を図る考えだ。
 従来、バイオ医薬用のたんぱく質生産には、安価なコストや動物由来成分を含まないなどの利点から、微生物を活用した方法が広く用いられている。一方、たんぱく質を高効率で生産する細菌や酵母などの微生物の株の培養・評価や、目的となるたんぱく質生産プロセスの確認には長期間を要することが課題となっていた。
 今回東京工業大学で開発されたバイオセンサー「Quenchbody (Q-body)」と同社の先端バイオ技術を融合したスクリーニング法を用いることで、直径数十マイクロメートルの微小な液滴内で培養した微生物が、目的となるたんぱく質を生産したことを Q-body で検出し、さらにその微生物を大規模数(数十万)単位で一度に培養・評価することが可能となった。これにより、培養・評価や、目的となるたんぱく質生産プロセスの確認作業にかかる時間を従来より大幅に短縮することができる。

詳しくは、→https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/presscenter/press/detail/2023_05_24_01.html                     https://www.titech.ac.jp/news/2023/066848

2023-05-31 | Posted in 研究情報 |