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MS&ADグループ、琉球大学発シンク・ネイチャーと自然資本分析ツールの開発等で協定締結(2022.11)
MS&ADインシュアランスグループホールディングス㈱、MS&ADインターリスク総研㈱ならびに㈱シンク・ネイチャー(沖縄県那覇市)は、上場企業にとって重要な非財務開示情報 となる自然資本の可視化・分析ツールや回復ソリューションの共同開発を含む、ネイチャー・ポジティブへの貢献を目的とした共創に関する協定を締結した。シンク・ネイチャーは、高解像度の自然資本ビッグデータを持つ国内唯一の組織であり、AI等の 最先端技術を用いた予測やシナリオ分析において、高い技術を有する琉球大学発のスタートアップ企業だ。本協定を通じて、3社 は、シンク・ネイチャーが開発する自然資本ビッグデータとAIを統合した科学的アプローチ(「動植物種の空間分布予測モデル」や「自然へのインパクト評価ツール」など)と、MS&ADインター リスク総研が気候変動・生物多様性の企業向けコンサルティングで培ったノウハウを持ち寄り、新た なソリューションの開発を目指す。
2021年に発足した自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)は、企業 による適切な情報開示の推進を目指している。自然資本に係る戦略の策定や情報開示にあたっては、事業活動における自然関連リスク・機会の 評価がポイントとなるが、可視化や評価・分析の根拠となるデータセットや手法は未だ確立 されていない。MS&ADグループとシンク・ネイチャーは、新たなソリューションの 開発により、ネイチャー・ポジティブの実現と企業の持続可能な成長に貢献すべく、下記を主な柱として本協定の締結 を決定した。
●TNFDを踏まえた、自然資本関連データセットと分析ツール等の開発 ●「動植物種の空間分布予測モデル」を用いた地球規模の生物多様性可視化システムによる、 事業活動を通じた自然へのインパクト評価(バリューチェーンと自然の接点や依存度の把握 など)の実施 ●企業や自治体等においてネイチャー・ポジティブを推進できる人財を育成するための各種教育プログラムの開発
詳しくは、→https://www.ms-ad-hd.com/ja/news/irnews/irnews-20221125/main/00/link/20221125_thinknature.pdf