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TJグループ、奈良・生駒市に木質バイオマス発電所建設。非FIT電力主体に、2025年4月稼働予定。住友林業ら6社の出資受けて(2022.7)
TJ グループホールディングス㈱(大阪府大東市)は、奈良県生駒市に木質バイオマス発電所を建設すると発表した。2025年4月稼働を目指し、発電規模は約1MW規模。発電所運営は同社グループ会社である「株式会社BPSいこま」が行う。今回の案件は、同じく同社グループ会社であるBPS大東龍間発電所(2015年12月運転開始)に続く2号機目の木質バイオマス発電所となる。新たな発電所の建設により同社がグループ全体で取組んでいる木質資源の地産地消のさらなる普及をめざす。
また、建設予定の BPS いこま北田原発電所は発電出力 9,980kW、年間発電量約 8,100 万 kWh(一般家庭約 2 万世帯分の年間電力使用量に相当)を予定しており、そのうち約 75%をFIT 制度に頼らない非 FIT 電力としてカーボンゼロシティの実現を目指す自治体の公共施設や民間企業に供給する。またこの非 FIT 電力発電の意義に 賛同した 6 社(NTT アノードエナジー㈱、住友林業㈱、㈱長谷工コーポレーション、東京センチュリー㈱、フォレストエナジー㈱、㈱モリショウ)より匿名組合出資を受けて運営する予定だ。
TJグループは、これまで子会社である㈱都市樹木再生センター(木質廃棄物・山林未利用材の再生処理事業会社)、㈱BPS 大東(木質バイオマス発電事業会社)、㈱グリーンパワー大東(小売電気事業会社)がそれぞれ近畿圏において発生する山林未利用材・木質廃棄物の資源化、木質バイオマス発電、FIT 電力の供給と、木質資源の地産地消の普及をめざした事業展開を行っていたが、2050 年の脱炭素化社会構築に向け、さらなる再生可能エネルギーの普及とカーボンゼロ社会達成に寄与するべく、非 FIT 電力を主体とした発電事業に参入すると決定した。
詳しくは、→https://tjgroup.co.jp/pdf/2206294.pdf / https://tjgroup.co.jp/pdf/2206293.pdf