研究情報
ウミトロンとENEOS、資本業務提携し、ブルーカーボン事業の共同研究を開始 (2022.2)
IoT等を駆使した 持続可能な水産養殖事業を開発するスタートアップ企業、UMITRON PTE. LTD. (シンガポール、 以下ウミトロン)は、 ENEOSホールディングス(株)(東京都千代田区)との資本業務提携したと発表した。 ENEOSは100%子会社であるENEOSイノベーションパートナー合同会社を通じて資本参画する。今回の資本業務提携により、 ウミトロンは新たな水産養殖分野としてブルーカーボン事業の共同研究を開始する。 ウミトロンはこれまで魚介類の養殖向けに活用してきたAI、 IoT、 衛星リモートセンシングといったテクノロジーやデータを応用し、 ブルーカーボン生態系の海藻や海草養殖向け技術の研究開発に取り組んでいく。
ENEOSはCO2削減の観点からブルーカーボン事業に近年注力してきた。 本資本業務提携は、 ENEOSがウミトロンの持つ水産養殖における技術・事業基盤をブルーカーボン領域に活用した新脱炭素事業化への意向、 ウミトロンは、 水産養殖分野におけるブルーカーボンの今後の重要性を踏まえ、 同領域における社会実装を加速させる意向が一致した形だ。ウミトロンは、 ENEOSから同社が先行研究してきたブルーカーボン領域でのノウハウの共有や、 ブルーカーボンのクレジット化のサポート等を得ることで、 共同事業に取り組んでいく。
ウミトロンが有する、 衛星データを活用した水産養殖向け海洋モニタリングサービス「UMITRON PULSE」の活用により、 ブルーカーボン生態系の一つである海藻類の生育適正域の算出にも利用することができるという。
詳しくは、→https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000034537.html