トピックス,エネルギー編,水素・アンモニア等

独・MB Energyとスイス・Metafuels、欧州のe-SAFバリューチェーン推進に向け協力関係強化(2026.9)

 2026年9月10日、ドイツのMB EnergyとスイスのMetafuelsは、認証済み合成航空燃料(e-SAF)の製造から航空機への供給までを網羅する協業を開始する。スイスにあるMetafuelsの実証プラントの開所式で締結されたこの合意は、欧州のe-SAFバリューチェーンを強化し、MetafuelsのロッテルダムにおけるTurbeプロジェクトを皮切りに、強靭で独立したサプライチェーンの構築を支援するものである。

 MetafuelsとMB Energyは、e-SAF導入に向けた認証や情報流通を含め、市場アクセス、ブレンド、インフラ、物流といった分野で協力していく。この提携は、インフラのギャップを埋め、燃料の生産から航空機への供給までを網羅するソリューションを開発することを目的としている。さらに、提案されているメタノールに関する取り決めでは、MB Energyはメタノール原料の供給元となる可能性もある。

 Metafuelsの技術は、再生可能な原料から生産されたメタノールを、将来を見据えた航空燃料に変換するものである。Metafuelsにとって、今回の提携は、2030年のTurbeの立ち上げに先立ち、サプライチェーンをより広範に発展させるための取り組みの一環である。このサプライチェーンは、完全に独立し、SAF(持続可能な航空燃料)の供給に影響を与える世界的な出来事にも耐えうるものであり、原料、物流、配送といったあらゆる分野におけるパートナーシップに基づいて構築されることを目指している。

 MB Energyは、今回の提携を、グローバルな貿易、物流、インフラ、認証に関する能力を提供し、新たなe-SAF供給経路を拡大する機会と捉えている。

 今回の合意は、合成航空燃料の大規模普及を実現するための新たなソリューション開発の必要性を両社が認識していることを示しており、大きな前進と言える。規制の確実性に加え、ブレンドされた認証済みのe-SAFを航空機まで供給できるエンドツーエンドのインフラおよび輸送ソリューションの開発が鍵となる。MB EnergyとMetafuelsは、この取り組みを通じてまさにそのようなソリューションを確立する。

詳しくは、→https://metafuels.ch/knowledge-base/mb-energy-metafuels-partnership/