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伊・Fincantieri社、Viking社建造中の世界初の水素燃料クルーズ船、アンコーナ造船所で進水(2026.3)
2026年3月19日、Viking社が建造中の新型クルーズ船 “Viking Libra”,が、アンコーナ造船所で進水した。同船の引き渡しは2026年末を予定している。式典には、アンコーナ造船所の所長であるGilberto Tobaldi氏と、Vikingチームのメンバーが出席した。
総トン数約54,300トン、全長239メートル、客室数499室で最大998名の乗客を収容できる“Viking Libra”は、世界初の水素燃料クルーズ船となり、液化水素と燃料電池を部分的に利用した推進システムを搭載する。このプロジェクトは環境面を重視して開発されており、船はゼロエミッションで航行・運航できるため、最も環境に敏感な地域にも入港することが可能である。
2012年に始まったFincantieri社とViking社の提携は、クルーズ業界において引き続き強固なパートナーシップを築いている。既に発注済みの船舶、締結済みの契約、そしてここ数ヶ月で合意されたオプション(その有効性は市場が求める通常の資金調達条件に左右される)を考慮すると、両グループが保有する船舶の総数は現在26隻に達している。
敷地面積約36万平方メートルを誇るアンコーナ造船所は、総トン数6万トンの生産能力、最大500トンの吊り上げシステム、そして約1,200トンの船体建造能力を有している。さらに、生産能力増強のための投資も計画されている。2009年以降、約3,700名の従業員の日々の努力により、すでに20隻以上の船舶が納入されている。同造船所はグループの産業ネットワークにおいて戦略的な役割を担っており、効率性の向上と作業品質の改善を目指し、先進技術、ロボット工学、AIの導入を含むオペレーション・エクセレンス・プログラムにも参加している。

