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三菱商事とJOGMEC、米・e-fuel事業のInfinium社へ出資参画。世界最大規模e-SAFプラント予定 (2025.1)

 三菱商事㈱と独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、Infinium Holdings, Inc.(Infinium社)が実施した資金調達ラウンドに参画した。Infinium社は米国テキサス州コーパスクリスティにおけるe-fuel(エレクトロフューエル:合成液体燃料)製造1号案件(Pathfinder案件)に続き、 同州西部にて2件目となる商業規模のe-fuel製造案件(Roadrunner案件)の立ち上げについて計画しており、同案件は稼働開始時には世界で最大規模のe-SAF製造能力を持つプラントとなる予定だ。

 Infinium社は、e-fuelの製造において世界を牽引する企業の一つである。e-fuelはグリーン水素とCO2を原料として生産される、従来の化石燃料に代わる新しい種類の低炭素燃料となる。同社は、商業規模での低炭素e-fuelの世界初の生産者であり、今後も米国や他の地域において独自の技術を展開していく予定だ。

 三菱商事は本出資を通じ、将来的に需要増加が見込まれるe-fuelの知見を深めるとともに、日本へのe-fuelの供給も視野に入れつつ、現在Infinium社において検討中の案件への参画などを検討していく。JOGMECは本出資を通じ、三菱商事によるこれらの取り組みを支援し、e-fuelのサプライチェーン構築並びに日本におけるe-fuelの早期社会実装に貢献していく考えだ。

 Infinium社のe-fuelは、航空機や自動車等の内燃機関でそのまま使えるドロップイン燃料であり、既存の化石燃料対比で90%以上のGHG排出量削減が見込まれるため、航空・運輸といった低・脱炭素化が困難な産業における貢献が期待されている。

<e-fuel製造プロセス>

詳しくは、→https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/news/release/2025/20250117001.html

2025-01-18 | Posted in トピックス |