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三菱ケミカルG、生分解性バイオポリエステル樹脂を新開発。高バイオマス度、柔軟性等実現(2024.2)
三菱ケミカルグループは、高いバイオマス度と柔軟性などの特長を持つ新たな生分解性バイオポリエステル樹脂を開発したと発表した。
このたび開発したSA916NおよびSA916Fは、自然界の微生物によって分解される生分解性樹脂であり、同社グループ独自の材料設計技術と製造技術により、60%以上の高いバイオマス度、柔軟性、高い裂け強度、優れた加工性を実現した。食品包装やレジ袋、農業用マルチフィルムなどの用途で、日本、欧州は2024年1月から、続いて米国でもサンプルワークを開始し、技術開発を進める予定だ。
<.開発品の特長>
独自の材料設計技術でバイオマス由来のモノマーを組み合わせ、下記の特長を有している。
・生分解性
・バイオマス度 60%以上
・柔軟性
・高い引裂強度
・優れた加工性
・透明性
・高い衝撃強度
・ゲルが少ない
・他の生分解性樹脂との相容性
<崩壊性試験>
試験方法:コンポストを用いる崩壊性試験を社内で実施
条件:グレード「SA916N」厚さ50㎛のフィルムを60℃のコンポストと土壌に設置
結果:31週でほとんどが分解されたことを確認
詳しくは、→https://www.mcgc.com/news_release/01839.html
2024-02-09 | Posted in トピックス |