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ENEOSとJX石油開発、日豪間のCCSバリューチェーン構築に向けたサントス社との共同検討の開始(2023.12)
ENEOS㈱とJX石油開発㈱は、オーストラリアの石油・ガス大手のサントス社(Santos)との間で日豪間のCCSバリューチェーン構築に向けた共同検討に関する覚書を締結したと発表した。 今回合意した共同検討は、ENEOSの製油所および日本国内の様々な産業から排出されるCO2を回収し、オーストラリアに海上輸送した上で、サントス社が保有する南オーストラリア州のムーンバ貯留サイトへの圧入・貯留を実施することによるCCSバリューチェーン構築に関する事業性を調査するもの。 さらに3社共同で、ムーンバ貯留サイトにおいてDACCS(Direct Air Carbon Capture and Storage)および合成燃料製造の検討を実施する。 サントス社は、ムーンバ貯留サイトにおいて、世界最大規模のCCS事業に取り組んでおり、2024年にはCO2の圧入・貯留を開始する予定だ。
今回の共同検討は、同地でのCO2貯留能力を最大限活かすことに資するものであり、ひいてはアジア太平洋地域のカーボンニュートラル実現に寄与することを期待している。 ENEOSグループは、2023年5月に公表したカーボンニュートラル基本計画において、自社 および他社のCO2排出量を削減する手段として2040年までに年間2,000万トン超規模のCCSの 事業化を目指すことを掲げている。また、サントス社とは、オーストラリアおよびマレーシアに おける石油・天然ガス開発ならびにパプアニューギニアにおけるLNG事業などを通じて良好な関係を構築してきた。
詳しくは、→https://www.eneos.co.jp/newsrelease/upload_pdf/20231215_01_01_1040009.pdf
2023-12-18 | Posted in トピックス |