ニュース情報/政策関連
SAF研究コンソーシアム・Air-CRAFT、UAE拠点にエミレーツ航空、ボーイング等8団体設立(2023.11)
2023年11月20日、ドバイで開催された第3回ICAO航空代替燃料会議(CAAF/3)において、8つの創設団体がコンソーシアム「Air-CRAFT」の立ち上げを発表した。持続可能な航空燃料(SAF)の 技術開発、生産、拡大に焦点を当てたUAEを拠点とする研究コンソーシアムである。このコンソーシアムは、UAEエネルギー・インフラ省およびUAE総合民間航空局の支援を受けており、ADNOC、ボーイング、エミレーツ航空、ENOCグループ、エティハド航空、ハネウェル航空、ハリファ大学、マスダールの8つの創設団体で構成されている。
Air-CRAFT、いわゆるUAE 航空再生可能先進燃料技術センターは、産業政策立案者、航空規制当局、燃料生産者、学界、研究者など、バリューチェーン全体の組織を結びつける、初の取り組みだ。航空機や発電所のメーカー、航空会社等からなるこのコンソーシアムはUAE に拠点を置きながら、進行に合わせて関連する国際機関とも連携していく。
またこのコンソーシアムは、UAE エネルギー・インフラ省の支援を受けている。「航空セクターはGDPへの主要な貢献者として、そして私たちの強力な脱炭素化推進のターゲットセクターとして非常に重要です」とエネルギー・インフラ大臣のスハイル・モハメド・アル・マズルーエイ閣下は述べた。「UAEは2050年までに実質ゼロを達成することを約束しており、この目標は排出量を全面的に削減することによってのみ達成可能です。Air-CRAFTは、航空業界の脱炭素化を支援し、将来にわたって航空業界の回復力と持続可能性を高めることに大きく貢献します」とした。
2023-11-26 | Posted in ニュース情報/政策関連 |