ニュース情報/政策関連

J-クレジット制度、「肉用牛へのバイパス アミノ酸の給餌」を農業分野新方法論として追加(2023.11)

 農林水産省では、みどりの食料システム戦略を推進し、畜産分野を含めた農林水産業の温室効果ガス削減に取り組んでいる。 令和5年10月20日に開催された第32回J-クレジット制度運営委員会において、「肉用牛へのバイパスアミノ酸の給餌」の方法論が承認され、所定の手続きを経て、新たにJ-クレジット制度の対象となったと発表した。 これにより、J-クレジット制度における農業分野の方法論が6つに拡大する。
 J-クレジット制度において農業分野で新たに対象となった方法論は、肉用牛に、バイパスアミノ酸を加えた飼料を給餌することで成育を促進し、従前より肥育期間が短縮されること等により、枝肉重量当たりの温室効果ガスの排出量を削減する手法である。バイパスアミノ酸とは、不足しやすいアミノ酸を、牛の胃で分解されることなく小腸まで届くように加工したもののこと。今後、この方法論に基づく削減計画を登録し、実際の削減活動を実施したうえで所定の審査を受けると、削減量分の「クレジット」の認証を受けることができる。

詳しくは、→https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/b_kankyo/231122.html

2023-11-27 | Posted in ニュース情報/政策関連 |