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エミレーツ航空、ネステ社SAFを1つのエンジンに100％搭載したエアバスA380のデモ飛行。世界初（2023.11）

　エミレーツ航空は、航空機の4つのエンジンのうちの1つに、ネステ社製SAFを100％燃料として、エアバスA380のデモンストレーションフライトを運航した最初の航空会社となった。エミレーツ航空の飛行は、技術的および化学的要件に適合し、化石ベースのジェット燃料のより持続可能なドロップイン代替品としてのSAFの可能性を示した。SAF は現在、従来の化石ジェット燃料と最大50% 混合して使用できる状況となっている。
　A380のデモンストレーションフライトは11月22日、ドバイ国際空港から離陸し、ネステ社、エミレーツ航空、エアバス、エンジン・アライアンス、プラット・アンド・ホイットニー、ヴィレントの緊密な協力の成果であり、ENOCはネステ社のSAFの提供を支援した。この飛行は、安全で信頼できる燃料としてのSAFの性能と適合性を確認し、航空機の排出ガスと性能に対する100％SAF使用の有益な効果を研究に貢献するものである。
　本日のフライトで使用された100% SAFには、再生可能な芳香成分も含まれている。この燃料の特性は従来のジェット燃料に似ており、いわゆるドロップイン燃料となっており、使用前に航空機やエンジンに改造を施す必要がない。A380 航空機で 100% ドロップイン SAF が使用されるのはこれが初めてであり、航空機の既存システム全体での完全な互換性が期待される。

100％SAFで離陸するエミレーツA380

詳しくは、→https://www.neste.com/releases-and-news/aviation/neste-enables-emirates-operate-worlds-first-airbus-a380-demonstration-flight-one-engine-powered-100