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コスモエネルギーHDと炭素回収技術研究機構、微細藻類を用いたCO2のCCUの共同検討開始(2023.10)
コスモエネルギーホールディングス㈱と一般社団法人炭素回収技術研究機構(CRRA)は、微細藻類を用いたCO2の有価物変換・CCUの共同検討について基本合意書を10月26日に締結したと発表した。
CRRAは、CO2の直接空気回収(Direct Air Capture)装置、および当該装置のCO2吸収済みアルカリ溶液中で微細藻類を培養・発酵する技術を用いて、バイオエタノール等の製造を推進している。
回収したCO2を用いて製造されたエタノールは、重要な基礎化学原料として化学製品や燃料(SAF、e-fuel)などに展開可能なため、CCUに向けた有用な物質として注目されている。
両社は今回の共同検討を通じて、コスモエネルギーグループの製油所等、または大気中から回収したCO2由来のサステナブル製品の実用化を目指していく。また、CRRAが開発を進めている電気化学手法を用いて製造したエタノールについても利活用を検討していく。
※CRRAが開発を進めるCO2由来エタノール「そらりん」は、CO2回収装置のCO2吸収済みアルカリ溶液をそのまま利用し、以下の2種類の方法で合成される。
Soraline Pathway 1(SP1):微細藻類「スピルリナ」を活用した生化学的方法
Soraline Pathway 2(SP2):エタノールを直接合成できる電気化学還元手法
詳しくは、→https://www.cosmo-energy.co.jp/ja/information/press/2023/231026-02.html
2023-10-28 | Posted in トピックス |