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中国国際航空(Air China)、中国初の国産SAF利用の商用便運航を実施(2023.7)

 中国国際航空(Air China)は、中国初となる商用便で中国産SAFの使用を検証し、低炭素航空会社の目標に向けて一歩前進したと国営メディアCGTNが報じた。
 杭州発北京行きの試験飛行はエアバスA350ワイドボディ機で実施された。航空燃料の約10%は中国内のエネルギー供給会社シノペック社生産によるSAFが混合された。
 飛行機の乗客全員には、環境に優しい石で作られたノートとボトルをリサイクルしたサインペンが贈られ、機内で使用されるカトラリーもリサイクル可能なものが提供された。
 中国政府は民間航空によるCO2排出量を2035年までに減少に転じることを目指しており、中国の大手航空会社は脱炭素に向けて注力している。

 シノペック社の鎮海工場は現在、中国で唯一の SAF 生産施設となっている。昨年5月に、この工場は持続可能なバイオマテリアルに関する認証を取得、9月には中国民用航空局から燃料耐空証明書を取得した。

詳しくは、→https://news.cgtn.com/news/2023-07-15/Air-China-tests-domestic-green-fuel-in-commercial-flight-1lsP1mk3d6M/index.html

関連情報→https://greenproduction.co.jp/archives/11264

2023-07-26 | Posted in トピックス |