研究情報
立命館大、バイオ炭社会実装拠点「立命館大学日本バイオ炭研究センター」開設(2022.12)
立命館大学は、脱炭素社会の実現に向けたバイオ炭を活用した地球温暖化防止を目指した社会実装拠点「立命館大学日本バイオ炭研究センター」を、2022年11月17日に開設した。
カーボンニュートラル実現に向けて、空気中のCO2を炭に閉じ込めて農地に蒔く「バイオ炭」の手法が注目され、日本国内でも2020年にバイオ炭の農地施用が「J-クレジット」の対象になったが、英国等の海外に複数存在するようなバイオ炭研究の専門的な拠点が日本国内には存在していない状況だった。
立命館大学では、2019年に「立命館大学カーボンマイナスプロジェクト」を立ち上げ、バイオ炭に関わる研究活動が本格的に始動。2020年度からは、農林水産省「脱炭素・環境対応プロジェクト」(2020年~2024年度)における受託研究の共同採択を受け、2022年9月には、J-クレジット制度を利用した日本第1号のバイオ炭の農地施用によるクレジットを、日本の大学で初めて購入した。
本センターは、日本のバイオ炭研究をリードする研究拠点を目指し、これまでのバイオ炭に関する研究を活用した温暖化防止の貢献、産学官連携によるバイオ炭の社会実装を推進し、関連領域の人材育成を行いつつ、バイオ炭の環境保全機能に関する研究やライフサイクルアセスメント(LCA)手法の開発、バイオ炭を広めるための取り組みを行っていく。
詳しくは、→https://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=2928
2022-12-15 | Posted in 研究情報 |