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経産省調達価格等算定委員会 FIT制度バイオマス発電にMSPO等の新第三者認証、EFB等の新規燃料を追加 (2023.1)
経済産業省の第83回調達価格等算定委員会が2023年1月17日、オンラインで開催され、バイオマス発電について議論された。バイオマス持続可能性WGからの報告などを踏まえ、下記とすることとされた。
【新第三者認証の追加】
現行認められているRSPO・RSB・GGL・ISCC Japan Fit(PKSとパームトランクが対象)に加えて、 ⚫ MSPO Part4-1,4-2,4-3(PKS、パームトランクが対象)及びISCC Japan FIT- Sustainable Palm Oil(パーム油が対象)を追加。
【新規燃料の追加】 ⚫ 業界団体から新規燃料として要望のあったバイオマス種のうち、 ①⾷⽤のバイオマス ではないもの ②副産物に当たるもの ③持続可能性基準の確認⽅法があるものを追加。
EFB(パーム椰⼦果実房)、ココナッツ殻、カシューナッツ殻、くるみ殻、アーモンド殻、ピスタチオ殻、ひまわり種殻、コーンストローペレット、ベンコワン(葛芋)種⼦、サトウキビ茎葉、ピーナッツ殻、カシューナッツ殻油
⚫ また、2024年度のバイオマス発電(⼊札対象範囲外)の各区分等の調達価格・基準価格については、いずれも、2023年度の調達価格・基準価格における想定値を維持することとなった。
詳しくは、→https://www.meti.go.jp/shingikai/santeii/083.html
事務局によれば、具体的運用については、来年度に向け事業計画策定ガイドライン(バイオマス発電)を改訂し示していくとのこと。