研究情報

理研、サントリー生命科学財団等、植物根の鉄分吸収の機構解明~アルカリ不良土壌改善へ(2022.12)

 理化学研究所(理研)、公益財団法人サントリー生命科学財団、徳島大学、東京大学、京都大学らの共同研究グループは、イネ科植物が土壌中のムギネ酸鉄を吸収する機構を解明したと発表した。本研究成果は、全陸地の約3分の1を占めるアルカリ性不良土壌の改善に向けた、ムギネ酸やその類縁体を用いた次世代肥料の開発に貢献すると期待できる。
 植物は成長に必要な鉄を根から吸収するが、アルカリ性不良土壌では鉄は水に溶けにくい三価鉄として存在するため、鉄の吸収が著しく阻害される。一方、イネやムギは根からムギネ酸と呼ばれるキレート剤を分泌し、これが三価鉄と結び付いて水溶性となったムギネ酸鉄を吸収する。ムギネ酸鉄の吸収は根の細胞膜にあるYellow stripe1(YS1)と呼ばれるトランスポーターが担うが、ムギネ酸鉄を運搬する仕組みはこれまで分かっていなかった。

詳しくは→https://www.riken.jp/press/2022/20221205_1/index.html

 

2022-12-15 | Posted in 研究情報 |