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横河電機、廃棄物・バイオマス発電プラント向け効率改善技術をもつデンマーク・デュブリックス社を傘下に(2022.5)
横河電機㈱(東京都武蔵野市)は、廃棄物・バイオマス発電の効率改善ソリューションを提供する Dublix Technology ApS(デュブリックス・テクノロジー、本社:デンマーク、ゲントフテ)の全株式を取得したと5月25日、発表した。
廃棄物・バイオマス発電は、ごみやバイオマス燃料(廃材、木質ペレット、パームヤシ種殻、バガス、米もみ殻など)の焼却に伴うエネルギーを有効活用するものだが、成分や水分量が一定ではないことから燃焼が安定せず、蒸気の発生量の変動幅が大きいため、安定した電力供給のためには、蒸気量を一定に保つ高効率の燃焼制御が有効となる。デュブリックス社は現在、ヨーロッパを中心に、北米、アジアなどで事業を展開しており、廃棄物・バイオマス発電プラント向けに設計、運用、保守およびカスタマイズされたソリューションを提供することにより、稼働率や発電効率を改善するとともに、環境への負荷を低減している。特にプロセスノウハウを生かした独自の予測制御技術に基づく高性能の燃焼制御ソフトウェアやボイラー内部を洗浄する効果的なボイラークリーナー等のボイラー健全化製品は、さまざまな廃棄物・バイオマス発電プラントの効率改善および利益率向上に貢献している。
横河電機は、同社の制御・監視および設備保全のシステムに、デュブリックス社の燃焼効率改善技術およびボイラー健全化のための製品を加え、廃棄物・バイオマス発電プラントの効率改善および利益率向上のためのソリューションを提供していく考えだ。
Dublix Technology ApSホームページ:https://www.dublix.com/
詳しくは、→https://www.yokogawa.co.jp/news/press-releases/2022/2022-05-25-ja/