研究情報

日本ゼオン、九大発スタートアップ・JCCLと革新的CO2分離回収製品の大型化へ共同開発開始(2026.8)

 2026年8月24日、日本ゼオン㈱は、九州大学発のスタートアップで低コストかつ高効率なCO2分離回収技術の開発・実用化を進めるか㈱JCCL(福岡県福岡市)と共同開発契約を締結し、JCCL 社が開発したCO2吸収剤の更なる性能向上と量産化技術、およびCO2分離回収装置の大型化の実現に向けた共同開発を開始したと発表した。

 JCCL社は、世界中の CO2排出量の削減を目指し、高性能な CO2吸収剤を製造するとともに、低コストプロセスを実現する CO2回収装置の設計・製造を手掛けている。この CO2回収装置の他にはない優れた特長は、CO2吸収剤が高効率に吸収した CO2を、40~60℃の低温蒸気を供給するだけで容易に脱着・回収できる点である。また、未利用排熱の有効活用が可能なだけでなく、温度が一定のままでも低圧蒸気により CO2回収が可能なため、熱エネルギーの節減および、CO2回収時にかかるコスト低減への寄与が期待されている。

 ゼオンは、JCCL社が有する CO2分離回収に関する材料開発、性能評価、装置開発、プロセス設計に至るまでをワンストップで提供する技術基盤と開発力と、ゼオンが有するポリマーデザインカンパニーとして培ってきた高度な材料設計技術および量産化技術を融合することで、CO2分離回収製品の開発を加速し、その社会実装の早期実現を目指す考えだ。

詳しくは、→https://www.zeon.co.jp/news/assets/pdf/260824.pdf

2026-08-26 | Posted in 研究情報 |