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日本製紙の”CO2を貯め込む木”クリーンラーチ苗、三井不動産Gの北海道の保有林で植林へ。両グループで推進(2026.2)
2026年2月24日、三井不動産㈱と日本製紙㈱は、日本製紙の苗木生産技術により増産可能となった”CO2を貯め込む木”クリーンラーチの苗木を、両グループの北海道の保有林へ植林することを推進すると発表した。
クリーンラーチは、グイマツ精英樹を母親、カラマツを父親として、地方独立行政法人 北海道立総合研究機構によって新しく開発された種間雑種。CO2を固定する能力が普通のカラマツより7~20%高いことに加えて、成長速度が比較的早く、育成過程で発生する下草刈りの回数が減るなどの特徴を持っている。
林業では、下草刈り等の造林コストが課題になっているほか、近年は野ネズミによるカラマツ被害の深刻化も問題になっている。クリーンラーチはこうした課題への対応が期待できることから、環境貢献度が高い新品種として注目されている。加えて、幹の通直性や強度に優れ、木材素材としても期待されている。一方で、これまではクリーンラーチは挿し木増殖が難しく、苗木の生産体制が整っていなかったため、北海道内での普及は進んでいなかった。そこで日本製紙は、海外植林や国内のスギ・ヒノキなどで培った独自の苗木生産技術を活用し、クリーンラーチ苗の効率的な増産体制を確立した。
今般、旭川市所在の三井不動産グループ保有林における再造林予定地にて、日本製紙グループの協力のもと、2026年秋よりクリーンラーチ苗を植林していくこととなった。さらに、今年秋に予定している三井不動産グループ植林研修でもクリーンラーチ苗を植林する予定である。今後も、三井不動産グループ保有林での再造林計画に沿って、適宜日本製紙グループからのクリーンラーチ苗を植林していく。また、両グループは、北海道でのクリーンラーチの普及にくわえクリーンラーチの北限検証にも共同で取り組む。

詳しくは、→https://www.nipponpapergroup.com/news/year/2026/news260224006077.html
