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スイス・Metafuels、e-SAF(合成航空燃料)の商業規模市場投入に向け、2400万ドル資金調達(2026.2)

 2026年2月18日、予測される航空需要を満たすには、2050年までに世界の持続可能な航空燃料生産量を150倍以上に増やす必要がある。これは、バイオ燃料だけでは対応できない規模である。スイスの航空技術企業であるMetafuelsは、合成メタノールからジェット燃料を製造する技術でこの課題に取り組んでいる。この技術は、航空業界が長期的に必要とする量、経済性、そしてライフサイクル全体での排出量削減を実現することを目指している。同社は、自社の航空燃料製品の市場投入に向けて、2,400万ドルの資金調達ラウンドを発表した。

 このラウンドはUVC Partnersが主導し、Energy Impact Partners (EIP)、Contrarian Ventures、RockCreek、Verve Ventures、Fortescue Venturesといった既存投資家からも強力な参加を得ている。今回の資金調達は、Metafuelsが画期的な技術から、他に類を見ない商業プラント、そして再現可能な産業モデルへと移行していくことに対する投資家の信頼を裏付けるものである。

 この新たな資金は、Metafuelsの商業プロジェクトの実現を推進する。主力施設の最終投資決定および実施に向けた進捗に加え、SAF規制の強化に伴い、欧州および域内外における複数プラントの展開に必要な強固なエンジニアリング、デリバリー、そして組織基盤の構築を推進する。これには、施設のフロントエンドエンジニアリング・設計(FEED)の進捗、ならびに商業および財務プロジェクト開発活動が含まれる。

 Metafuelsは現在、スイスのポール・シェラー研究所(PSI)にあるメタノールジェット燃料実証プラントの稼働準備を進めるとともに、ロッテルダム港に建設中の同社初の商用e-SAF施設「Turbe」の開発を進めている。Turbeは、航空機燃料技術の商用展開の第一弾となるとともに、ReFuelEU Aviationや2030年以降の新たな国際規制に沿った将来の大規模プラントの青写真となることを目指している。

詳しくは、→https://metafuels.ch/knowledge-base/24m-for-climate-neutral-flight/

関連情報→https://greenproduction.co.jp/archives/27916