トピックス,マテリアル他編

米・OCOchemと独・b.fabが持続可能な生化学生産拡大へ提携発表。CO2ベースギ酸エステルの用途拡大へ(2025.12)

 2025年12月18日、米国のOCOchemとドイツのB.fabは、世界初となる持続可能な方法で製造されたCO2ベースのギ酸エステルを用いた生化学品の生産を加速するための提携を発表した。ギ酸エステルは、エネルギーを豊富に含む液体CO2であり、CO2から直接炭素を採取・利用する、資源効率の高い方法で炭素ベースの分子を製造するための生合成経路における持続可能な原料として有用である。

 OCOchem の画期的な進歩は、次のような独自のイノベーションを統合した結果である。

・従来の水系システムよりも100倍高いCO₂変換率を実現する自社開発のガス拡散電極
・燃料電池や水素電解装置で使用されるセル構造の20倍の大きさ
・エネルギーと設備コストを削減する常温・常圧運転
・35%を超える高濃度ギ酸生産により、コスト効率の高い下流処理が可能

 B.fab は、持続可能な方法で製造されたギ酸エステルをさまざまな生化学物質に変換するための技術と生合成経路を開発している。OCOchem CEO兼共同創設者、Todd Brix氏は、「この提携により、急速に成長している合成生物学市場において、手頃な価格で持続可能なカーボンニュートラルかつ化石燃料を使用しないギ酸エステルの使用が拡大し、産業、農業、液体エネルギーキャリアとしての用途に加えて、持続可能な方法で製造されたギ酸エステルの大規模な新市場が創出される」と述べた。

 OCOchemとb.fabは、両社が生産能力を拡大するにあたり、小規模パイロットスケールで事業を開始する。この提携により、OCOchemの持続可能なギ酸とb.fabのバイオプロセスを活用し、持続可能な方法で製造されたバイオケミカルの少量生産が2026年に開始される。

詳しくは、→https://ocochem.com/ocochem-and-bfab-announce-partnership-to-scale-biochemical-production/

2025-12-24 | Posted in トピックス, マテリアル他編 |