トピックス,エネルギー編
東京ガスとSCREEN、低コストグリーン水素製造に向けて水電解用触媒層付き電解質膜の量産受注体制確立(2025.12)
東京ガス㈱と、㈱SCREENホールディングスは、このたび、PEM形水電解装置の中核部品である水電解用触媒層付き電解質膜(水電解用CCM、商品名称「PEXEM」(呼称:ペクセム))の商用受注に対応できる量産受注体制を確立したと発表した。
東京ガスとSCREENは、2021年5月より、東京ガスが燃料電池開発で培った触媒技術および評価技術とSCREENが保有するロールtoロール方式による連続生産技術を融合した水電解用CCMの共同開発に取り組んできた。2025年2月には、SCREENが、自社彦根事業所の敷地内に水素関連事業の部材製造スペース等を備えた新棟が竣工し、経済産業省「GXサプライチェーン構築支援事業」および国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援のもと、本工場内に水電解用CCMの量産設備の導入を進めてきた。このたびの量産受注体制の確立により、国内外からの需要に応じて、最大電極面積5,000cm2の大面積水電解用CCMを国内最大規模となる年産2GW相当の生産能力で安定的に供給することが可能となる。
商用供給にあたっては、SCREENが製造を担い、東京ガスが販売を担う。今後の需要拡大に応じて、本工場の生産能力を最大年産6GWまで拡張する計画である。エネルギー企業として水電解用CCMの販売は世界初となる。

詳しくは、→https://www.tokyo-gas.co.jp/news/press/20251209-02.html
