トピックス,エネルギー編

日本水素エネルギー、液化水素サプライチェーン構築に向けた商用化実証における国内基地の建設工事着工(2025.5)

 日本水素エネルギー㈱(JSE)は、世界初の国際水素サプライチェーンの国内基地について、川崎重工業㈱を代表企業とし、大成建設㈱、東亜建設工業㈱の3社で形成される共同企業体に発注し建設工事に着工したと発表した。

 この国内基地は、JSE が幹事会社として実施する、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)グリーンイノベーション基金事業に採択された「液化水素サプライチェーンの商用化実証」の一環として実施するもの。本プロジェクトでは、今回の国内基地(出荷/受入両機能を含む)ならびに今後建造する液化水素運搬船を用いて、上流から下流まで国際水素サプライチェーンとしての性能、安全性、耐久性、信頼性、経済性等の商用化に求められる要件を 2030 年度までに確認する。そのため、この国内基地は、液化水素貯蔵タンク(貯蔵容量5万m3)、海上荷役設備(出荷/受入両機能を含む)、水素液化設備、水素送ガス設備、液化水素ローリー出荷設備を備えた、世界初の商用規模の施設となる。 建設地は、JFE グループの土地利用構想「OHGISHIMA2050」において「カーボンニュートラルエネルギーゾーン」に設定されている川崎市扇島東部の一角であり、JSEとJFEホールディングス㈱ならびにJFEスチール㈱の合意(2024年7月25日)に基づき、2025年4月30日に土地賃貸借本契約を締結するとともに土地引渡しを受けて、建設工事に着工したもの。なお、着工に際し、2025年5月23日に安全祈願祭を執り行った。

国内基地の完成イメージ

詳しくは、→https://www.japansuisoenergy.com/news/pdf/液化水素サプライチェーンに向けた商用化実証における国内基地建設工事着工について.pdf

2025-05-29 | Posted in エネルギー編, トピックス |