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次世代グリーンCO2燃料技術研究組合、バイオエタノール生産研究事業所竣工。(2024.11)

 次世代グリーンCO2燃料技術研究組合は、11月26日、福島県大熊町の大熊西工業団地において、バイオエタノール生産研究事業所の竣工式を執り行ったと発表した。

 竣工式には、吉田淳大熊町長など地元関係者および関係省庁の皆様を来賓に迎え、建設を担当した日鉄エンジニアリング㈱、㈱フジタおよび組合理事など約100人が参列した。

詳しくは、→https://rabit.or.jp/news/113/

 また、建設を担当した日鉄エンジニアリング㈱は、その概要について発表した。

 本設備では、日鉄エンジニアリングがこれまで自動車会社ならびに消費財化学メーカーと共同で技術開発・最適化を行ってきた第2世代バイオエタノール製造プロセスが採用されており、前処理・糖化・発酵・蒸留設備一式の設計・機器調達・建設・試運転を、同社として初めて一括請負で実施したもの。なお、バイオエタノール製造原料には、草本系非可食バイオマスなどが使用される予定。

 技術研究組合の研究開発において、本設備は、バイオマスの利用、生産時の水素・酸素・CO2を最適に循環させて効率的に自動車用バイオエタノール燃料を製造する技術研究に利用される。

 第2世代バイオエタノール製造技術は、運輸、化学分野などの脱炭素化に大きく貢献する技術であるとともに、製造過程で発生するバイオマス由来の高濃度CO2や残渣(低縮合リグニン)の利活用も期待されている。同社は、保有するCCUS技術を組み合わせ、第2世代バイオエタノールに関する総合的なソリューションの提供を通じて、脱炭素社会実現に向けて貢献していく考えだ。

詳しくは、→https://www.eng.nipponsteel.com/news/detail/20241126/

2024-11-27 | Posted in トピックス |