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ENEOS、原料から一貫製造可能な合成燃料製造実証プラント完成。日本初の取組(2024.10)
ENEOS㈱は、かねてより中央技術研究所(神奈川県横浜市)内において建設を進めていた合成燃料製造実証プラントが完成し、9月28日(土)に同所において完成式典を開催したと発表した。
実証プラントは、原料から合成燃料を一貫製造できる日本初のプラントであり、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「グリーンイノベーション基金」の支援のもと建設し、実証運転を開始した。原料となるCO2フリー水素を製造する過程においては、日本で初めてグリーン電力が使用されている。実証プラントの製造規模は1バレル/日となる。 完成式典では、実証プラントの見学および自家用車へ給油・走行体験を実施し、ご来賓の方に実証プラントの規模感や、ガソリンと同等の走行性能を体感いただいた。 今後、実証プラントでの検証を通じて、スケールアップに向けた知見を獲得することで、合成燃料製造技術の早期確立を目指す。
また、製造した合成燃料は、2025年4月より開催される大阪・関西万博での大型車両走行実証等に活用される予定。 ENEOSグループは、長期ビジョンに掲げる「エネルギー・素材の安定供給」と「カーボンニュートラル社会の実現」との両立に向け、挑戦を続けています。エネルギー・素材の安定的な提供という「今」の責任を果たしながら、「将来」もその責任を果たし続けるために、エネルギートランジションを追求していく必要がある。 当社は、カーボンニュートラル社会への貢献が期待できる合成燃料の取り組みを含め、今後もさまざまなエネルギートランジションへの取り組みを推進していく考えだ。
詳しくは、→https://www.eneos.co.jp/newsrelease/upload_pdf/20240931-01_01_0906370.pdf 関連情報(日鉄エンジニアリング)→https://www.eng.nipponsteel.com/news/detail/20241001/