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英・Firefly Green Fuelsと米・Synagro、北米で下水汚泥からのSAF生産実現へ提携(2024.7)
英国のFirefly Green Fuels(ブリストル)と米国のSynagro Technologies, Inc.(メリーランド州)は提携し、Firefly社の斬新な燃料生産技術を米国市場に投入すると発表した。下水汚泥(biosolids)、有機物、残留物に関する持続可能なソリューションの卓越したプロバイダーであるSynagro社は、Firefly社の革新的なプロセスで使用される下水汚泥原料の独占サプライヤーになることに合意した。
Firefly社は、下水汚泥を、SAF を含む、持続可能で高性能な燃料の製品群に変える独自のプロセスを開発した。同社は、下水汚泥廃棄物を化学的に変化させてバイオ原油とバイオ炭に分解する、水熱液化と呼ばれるプロセスを使用している。原油はその後 SAF にアップグレードされ、残りのバイオ炭はさまざまな用途に使用される。
「Fireflyの開発の次の段階でSynagroと協力できることを非常に嬉しく思う」とFirefly Green FuelsのCEOのJames Hygate,氏は語った。「北米ではSAF の需要が非常に高く、協力することで迅速に業務を開始し、新しい雇用と大量の真に持続可能な燃料を創出することができる」
「これは、非常に重要な意味を持つ完璧な提携である」と、Synagro社のCEOのBob Preston氏は語った。「私たちは、下水汚泥の持続可能なソリューションに関するSynagroの専門知識と、FireflyのSAF技術を組み合わせて、循環型経済を発展させていく考えだ」
詳しくは、→https://flyfirefly.uk/firefly-announce-alliance-with-synagro-unlocking-us-market/