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双日と米・Ginkgo Bioworks、合成生物学の研究開発サービスを日本で共同展開。バイオベース転換支援(2024.5)

 双日㈱と米国・Ginkgo Bioworks, Inc.(マサチューセッツ州ボストン)は、日本国内においてGinkgoの合成生物学分野における研究開発サービス(バイオファウンドリサービス)を共同展開することで合意し、業務提携契約を締結した。両社は今後、日本の製造業に対し、合成生物学を活用するバイオものづくりの導入を促進することで、持続可能なものづくりへの貢献を目指す。具体的には微生物などの生物の機能を活用して有用物質を作り出すこと。特に、遺伝子工学によって物質生産に関する機能を強化した微生物は「スマートセル」と呼ばれ、スマートセルの活用によって、石油化学ベースのものづくりからバイオベースのものづくりへの転換が期待される。

 Ginkgoはバイオものづくりにおいて、微生物などの細胞開発とバイオセキュリティの両分野で、先進的なプラットフォームを構築している。両社は今後、日本企業向けにGinkgoの細胞開発分野のプラットフォームを活用したバイオファウンドリサービスを共同で展開する。双日は、事業開発力と顧客網を活かし、石油化学をベースとした製造プロセスからバイオベースの製造プロセスへの転換を検討している潜在顧客に対し、Ginkgoが強みを有する合成生物学によるソリューションを提案していく考えだ。

●Ginkgo Bioworksについて

 合成生物学の父と称されるMITの元教授トム・ナイト氏らが創業した細胞・ゲノムの研究開発領域におけるパイオニア企業です。バイオ分野における世界最高峰のデータプラットフォームを構築しており、細胞開発を通じて化学品、医薬品、農業、食品等の様々な分野における課題解決を行っている。

詳しくは、→https://www.sojitz.com/jp/news/article/topics-20240515.html               →https://www.ginkgobioworks.com

2024-05-18 | Posted in トピックス |