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東京都、日揮HD・コスモ石油等とSAF原料の廃食用油回収促進ｷｬﾝﾍﾟｰﾝ展開。行政初、東京都「ACT FOR SKY」加盟。（2024.3）

　東京都は、日揮ホールディングス㈱（日揮HD）、コスモ石油㈱、㈱レボインターナショナルの3社と連携し、2050年までに世界のCO2排出実質ゼロに貢献する「ゼロエミッション東京」の実現を目指して、SAFの原料となる廃食用油の回収キャンペーン「東京　油で空飛ぶ　大作戦～Tokyo Fry to Fly Project～」を展開していくと発表した。加えて、東京都は、国産SAFの導入・普及を目指す有志団体「ACT FOR SKY」に行政で初めて加盟し、官民一体となってSAF推進の取組を拡大していく。
　カーボンニュートラルの実現のためには、個人の意識変革や、それに伴う行動変容が不可欠であり、SAFの利用はその有力な手段の一つ。廃食用油はSAFの原料のひとつであり、家庭から排出される廃食用油の回収を促進することで、個人が直接脱炭素に貢献できる機会を創出しながら、意識変革や行動変容につなげる考えだ。
　家庭から排出される廃食用油の回収を行うためには、回収システムの構築や市民への周知など幅広く展開していく必要があり、多くの自治体や企業の協力が不可欠となる。資源循環による脱炭素化社会の実現を目指すFry to Fly Projectは日揮HDが事務局を務め、現時点で100の団体が参加しています。本キャンペーンはFry to Fly Projectに参加する自治体、企業の協力を得て展開していく。

3月24日に開催された「国産SAFの取組拡大に向けた発表会」の様子

詳しくは、→https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2024/03/25/14.html