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韓国のLG化学とCJ第一製糖、バイオナイロンの商業化で提携。合弁会社の設立へ(2024.2)

 韓国のLG化学(ソウル市)は、2月14日、汝矣島LGツインタワーで韓国の食品メーカーのCJ第一製糖(ソウル市)とバイオ素材をベースにしたバイオナイロン(バイオPA:ポリアミド)の生産・販売を専門とする合弁会社設立に関する基本合意書を締結した。両社は食品・バイオ・ケミカル分野のリーディングカンパニーとして、本契約により韓国内企業として初めてバイオナイロンの原料から製品まで一貫して生産することで、安定した事業競争力の確保を図る考えだ。CJ第一製糖は微生物精密発酵技術と両社の共同開発技術を活用してバイオナイロンの原料のPMDA(ペンタメチレンジアミン)を生産、LG化学はそれを重合してバイオナイロンを生産・販売する。

 トウモロコシやサトウキビなどの生物由来の原料から作られるバイオナイロンは、石油由来のナイロンと同等の耐熱性、耐久性を誇り、繊維、自動車、電子機器、産業など幅広い分野で使用されている。またさらに注目すべき点は、バイオベースの原材料を使用した生産により炭素排出量が大幅に削減されることである。また、バイオナイロンの世界市場需要は年率29%という高い成長率を記録し、2023年の40万トンから2028年には140万トンに拡大すると予想されている。

 LG化学CEOのHak Cheol Shin氏は「今回の合意は、ネットゼロという共通の目標に向けて、それぞれの分野の有力企業が協力を進めるという点で意義がある」と語った。また、「LG化学は今後も環境に優しい低炭素材料を活用したプラスチック事業を推進し、炭素削減分野で先駆的なリーダーシップを発揮するリーディングカンパニーとしての地位を確立する」と付け加えた。

詳しくは、→https://www.lgchem.com/company/information-center/press-release/news-detail-9426?lang=en_GLOBAL

2024-02-21 | Posted in トピックス |