ニュース情報/政策関連

ネステ社、米国農務省(USDA)バイオ燃料年次報告書内の廃食用油不正受け取り言及に異議(2023.9)

 9月1日に発行された米国農務省(USDA)バイオ燃料年次報告書において、フィンランド・ネステ社がシンガポールの再生可能製品精油所で廃食用油(UCO)を不正に大量に受け取った可能性があることが示されている。インドネシアから輸出され、中国経由で不正に廃食用油とされたバージンパーム油が利用されたとしている。
 ネステ社は、疑いのある事件を真剣に受け止め、調査を行った。さらに、中国から受け取った 廃食用油のサンプルの徹底的な実験室分析を実施し、原材料量の品質と信頼性を評価した。ネステ社が中国から受け取った廃食用油に関する最新の分析は米国農務省の主張とは異なるため、報告書におけるネステ社への言及は間違いか誤解に基づいていると考えている。ネステ社は報告書の主張について確認、さらに詳しく知るために農務省当局に連絡をとる予定だ。

 ネステ社は、追跡可能な廃食用油およびその他の再生可能原材料を、世界の厳選されたサプライヤーから調達している。ネステ社は評価し、持続可能性と最終市場規制の厳しい基準を満たすことができるサプライヤーからのみ再生可能原材料を受け入れる。法律で義務付けられているとおり、調達された原材料のトレーサビリティを確保し、独立した第三者の専門家と ネステ社独自で実施する検査によって、サプライヤーの持続可能性パフォーマンスを監視している。これにより、サプライチェーン内での不正行為のリスクを軽減している。

詳しくは、→https://www.neste.com/releases-and-news/sustainability/neste-challenges-unsubstantiated-usda-biofuels-annual-report-assertions-which-it-believes-be

関連情報→https://apps.fas.usda.gov/newgainapi/api/Report/DownloadReportByFileName?fileName=Biofuels%20Annual_Beijing_China%20-%20People%27s%20Republic%20of_CH2023-0109.pdf

2023-09-11 | Posted in ニュース情報/政策関連 |