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大阪ガス、丸紅、ペルーLNG社、ペルーでのe-メタン製造に関する詳細検討開始(2023.8)

 大阪ガス㈱は、丸紅㈱、PERU LNG S.R.L.(ペルーLNG社)と、ペルーLNG基地内におけるe-methane(e-メタン)製造・液化、日本への輸出などに関する詳細検討(Pre-FEED)を開始するための契約を締結した。
 今回の発表は、3社で2022年7月より進めてきた検討を踏まえたものであり、2030年に年間約6万トンのe-メタンを製造することを目指す。
 水素の利用形態の一つであるe-メタンは都市ガスとほぼ同じ成分であり、既存のLNGの液化・輸送設備および都市ガスインフラやお客さま先の燃焼機器を利用できるため、スムーズなカーボンニュートラルへの移行と社会コストの抑制が可能だ。
 Daigasグループは、e-メタンを都市ガスのカーボンニュートラル化を実現する新エネルギーとして普及させるため、日本国内での技術開発・実証に加え、北米、南米、豪州、中東、東南アジアなどでのe-メタン製造事業の可能性を検討している。
 これまでの検討において、水力、太陽光、風力などの豊富で安価な再生可能エネルギーにより生成したグリーン水素と、ペルーLNG基地から回収されたCO2を原料として、ペルーLNG基地においてe-メタンを製造することで、価格競争力のあるe-メタンを製造できる可能性を確認した。
 詳細検討においては、ペルーLNG基地にて、年間約6万トン(1万Nm3/h)のe-メタンを製造・液化して日本などへの輸出やペルー国内に供給することを想定した、原料調達の条件協議やプラント建設の仕様検討、事業性の算定を行う予定。今後、2025年の投資意思決定、2030年のe-メタン製造開始を目指す。

詳しくは、→https://www.osakagas.co.jp/company/press/pr2023/1766050_54087.html

2023-08-24 | Posted in トピックス |