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帯広ガスとエア・ウォーター、都市ガスに家畜ふん尿由来のバイオメタン活用の共同実証実施(2023.8)
帯広ガス㈱(帯広市)とエア・ウォーター㈱(大阪市中央区)は、北海道十勝地方の未利用バイオマスである家畜ふん尿から製造した液化バイオメタン(Liquefied Bio Methane:LBM)を、帯広ガス供給区域内の都市ガスとして利用する実証を行ったと発表した。
本実証では、エア・ウォーターが環境省に採択され事業化を推進するLBMの技術開発・実証事業の下、帯広ガスの都市ガス供給区域内において、北海道十勝地方で家畜ふん尿から製造されたLBMを都市ガスの原料であるLNGの代替燃料として約5tを添加した。都市ガスを利用している個人・一般のお客様に向けて、LBMを供給することは国内初の試み。
LBMは、バイオガスをメタンとCO2に分離し、そのメタンを液化したものであり、LNGの主成分であるメタンと同一であることから、既存の供給システムをそのまま活用することが可能だ。本実証においても、帯広ガスが使用するタンクローリーや加圧機といった輸送や消費に関わる機器に影響を及ぼさないことも併せて確認した。
今後、両社は、実用化に向けて、使用量やコストなどの課題を検討するとともに、互いの知見を生かし、酪農家や地域社会と連携しながら、エネルギーの低炭素化に貢献していく考えだ。
詳しくは、→https://www.awi.co.jp/ja/business/news/news-62155929235781291090.html
2023-08-24 | Posted in トピックス |